■令和元年度の研究会(第34回桜育会) ⇒終了しました
令和元年11月10日(日)
●総会・研究会 13:00~16:00 (学習院大学 西2号館 301教室)
●懇親会 16:30~18:30 (やる気茶屋目白店)
テーマ「どうなる?学校の働き方改革 part1」
OECDの調査では、日本は教員が世界一働いている国であることがわかっています。一日平均の勤務時間は11時間を超え、過労死ライン(時間外勤務が月80時間)を超えて働いているのは小学校教員で3割、中学校で6割となっています。
このことをふまえ、中央教育審議会では働き方改革特別部会での審議をふまえ、学校における働き方の提言を行いました。さらには時間外勤務の上限を定めるガイドラインを発表しました(時間外勤務を月45時間、年間360時間に抑える)。
教員の献身的な努力で成果を挙げているのが日本の教育の特徴といえます(世界トップレベルの学力の維持、部活動を含めた種々のきめ細かい生徒指導の充実など)が、一方で学校の働く環境をより良くしていくことも急務です。教員採用試験の倍率が3倍を切ると質的保障の危険水域と言われる中(昨年の新潟県の小学校は1.2倍)、教育界全体で優秀な人が教員を仕事として選ぶようにしていく必要があるからです。
では、何をどのようにすればよいのでしょうか? 今回と次回の桜育会では、この避けては通れない話題に迫り参加者の皆様と一緒に考えます。
○論点整理
○既に変形労働時間制を導入した高校(私学)の事例報告
○参加者による協議
●情報●
石渡嶺司、山内太地 著
『時間と学費をムダにしない大学選び2014 -最辛大学ガイド』
中央公論新社 2013年4月10日 1900円+税
194ページに「桜育会」が紹介されました。